2023年10月12日〜13日 「第85回全国都市問題会議」に参加【政務調査活動】

政務調査活動として、「第85回全国都市問題会議」に参加しました。

以下にその概要を報告します。

1.参加日時  令和5年10月12日( 木 )~13日( 金 )

2.場 所   青森県八戸市(八戸市公会堂)

3.研修目的  文化芸術・スポーツが生み出す都市の魅力と発展について、先進自治体の好事例を学び、袋井市の魅力あるまちづくりに活かす。

4.研修メンバー  大庭通嘉 議員、 立石泰広 議員

5.研修日程

●第1日  10月12日(木)

基調講演    「アートって何だろう?」

東京芸大学長 アーティスト 日比野克彦

主報告      「八戸市の文化・スポーツによるまちづくり」

青森県八戸市長 熊谷雄一

一般報告    「まちづくりの活力は地域に根ざした文化政策から育まれる」

   文化事業ディレクター  演出家 吉川由美

一般報告    「標高差1500mの地勢を生かした スポーツツーリズムの創出」

 長野県東御市長  花岡利夫

一般報告    「まちづくりにおけるプロスポーツクラブの有効活用」

   KK鹿島アントラーズFC取締役副社長  鈴木秀樹

●第2日  10月13日(金)

パネルディスカッション

      〔コーディネーター〕 東京大学大学院人文社会系研究科教授  小林真理

      〔パネリスト]        合同会社 Imajimu 代表取締役  今川和佳子

             拓殖大学商学部教授  松橋崇史

静岡県沼津市長  頼重秀一

京都府綾部市長  山崎善也

所感

・全国都市問題会議はコロナで一昨年まで休止していたが、昨年の長崎市での開催に次いで、コロナ明け2回目の開催となった。参加者は全国から市長や、市議会議員、行政職員など約1800名の参加のもと開催された。静岡県からは、私たちの他に沼津・三島・島田・湖西の市長、静岡・浜松の市議会議員が参加した。

・当会議では、全国市長会代表である福島県相馬市の立谷秀浩市長から冒頭挨拶があり、最近頻発している災害やコロナワクチンなどの話題、行政の標準化問題などに触れられるとともに、八戸市の熊谷雄一市長からは歓迎の挨拶がされた。

・基調講演では、東京藝大学長の”アートの役割って何だろう”と題する課題提起がされ、アートは人を結びつけると言うことで、全国各地の芸術文化の取組事例を紹介しながら、芸術やイベントによって様々なまちづくりが展開されているケースが紹介された。この他に主報告として八戸市の熊谷雄一市長による”八戸市の文化・スポーツによるまちづくり”と題する講演や、他3名の有識者による一般報告が行われた。

・翌日はパネルディスカッションによる”文化芸術・スポーツが生み出す都市の魅力と発展”と題した5名による議論が展開された。

・今回の都市問題会議に参加し、今後の自治体の方向感として、ハコモノ・建物から、それを運営する住民、その活動そのものが文化であることや、アートやスポーツ振興が今後のまちづくりの重要な役割を果たすことを実感した。また、地域資源を生かして行政・住民・事業者が一体となって、協働のまちづくりを展開していく必要性を学んだ。